〝これは問題に適している〟
「方程式の文章題などで、この文言は書かないとダメなんですか?」
というご質問を中1・2生からよくいただきます。
みなさんが疑問に思うのも不思議はありません。
色々な問題集でも解答を確認してみると、
「これは問題に適している」
が書いてあったり、書いていなかったり…。
どういうこと?
となってしまうのもムリはありません。
この文言を書かなければいけないと学校側が言い出したのは、私の記憶ではここ数年前からです。
一体、どこからの指示でしょうか?
中1・2生の方々はまだ習ってないので、よくわからないかと思いますが、
中3生で2次方程式を習うと、なぜ書くかの理由がわかってくるかと思います。
2次方程式では答えが2つ出てくることがあり、「1つは正解、1つは間違い」なんてことがあります。
この場合は、
1つは答えの範囲外だから、
もう1つは答えの範囲内なので「これは問題に適している」
といった具合に、必ず理由を添えておかなければいけなくなります。
高校生になると「場合分け」した場合なども、こういった文言が必要になってきます。
でも1次方程式や連立方程式では、計算すると答えが1つしか出てこない…。
だったら書かなくてもいいでしょ!
となるのですが、
そこはものの言い方ひとつで、
「答えを確認していることをきちんと書かなければいけない」
「中3になったら書く必要性が出てくるので、今から慣れておくため」
「そう決まっているのだから書かなければいけない」
などと言われると、「そうですか」としか言いようがありませんね。
なので、結論から言えば、
「書いておいたほうが無難(まちがいない)」
となります。
これは採点する人の考え方ひとつということになるからです。
つまり、採点する人(学校の先生など)によって、
⚪︎書いていなくても減点なし
⚪︎書いていなかったら減点・不正解
と対応が変わってくるということです。
ならば、
〝とりあえず書いておけば、間違いないでしょ〟
という結論に至ります。
正直…
私も納得してないんですよね(´・_・`)
その無難に書かせるということに。
だったらすべての答えに
「これは問題に適している」
って書く必要あるんじゃないの?
なんて。
私が中学生だったら、意地ですべての問題に書いていたでしょうね(`_´)ゞ
でも皆さんは損するだけですので、
大人な対応で、
無難に書くようにしといてくださいね( ^ω^ )
納得いかないことなんて、世の中にはいっぱいあるもんですよ。
だからこそ、皆さんはたくさん色んな勉強をする必要があるんです。
「納得いかなければ、力をつけて、変えてしまえばいい
愚痴ばっかり言ってても仕方ないので」
私はそう思います。