「お金がかかるから私立じゃなく、公立に行って!」
これまでは経済的な理由でとお子様にお話しされてた方もいらっしゃったかもしれません。
(お子様からそのように親に言われていると、よく耳にします(^o^;))
今後はそのような話題も少なくなるかもしれません。
それは「高等学校等就学支援金制度」の支給上限額が2020年4月から引き上げとなるためです。
石川県の高校授業料(諸経費は別)は一般的に公立(約12万)、私立(約45万)となっております。
今までは私立高校に通う方々の授業料負担が大きかったのですが、今後は年収約590万未満の世帯は国の制度により実質無償化されます(在校生も適用)。
国の調査では世帯あたりの平均年収は約500~600万円とされておりますので、多くのご家庭がこの制度の恩恵を受けると予測されています。
今後は経済的な理由ではなく、指導方針や進学状況、ご家庭からの通いやすさなどにより、私立高校を第一希望とする方も増えてくる可能性が高くなっていくかと思われます。
制度の詳しい内容は学校で確認してください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/__icsFiles/afieldfile/2019/06/24/1418201_1_2.pdf
公立・私立問わず、行きたい高校や将来の夢を叶えるためにはいずれにしても勉強は必要です。
この制度は、これまで公立高校を第一目標としてきた地域の方々にとって、学力低下を招くのではとも言われております。
しかし、私は毎年お伝えしているのですが、高校合格はゴールではありません。
高校に入ってからが本当のスタートです。
経済的な理由で私立高校を避けていたご家庭のお子様にとって、選択肢が拡がったと捉えていただきたいですね(^-^)
制度に関わらず、お子様たちにはやるべきことを精一杯やってほしいです!