英語の授業で問題を解いてもらっている時です。
生徒「先生、わかりません。」
私 「どこが?」
生徒「この単語の意味です。」
みなさんはこの会話を聞いてどのように思われるでしょうか?
普通じゃないの?と思われる方も少なくないのではないでしょうか?
実は当塾ではこのような質問をするのは、入塾して間もない生徒とごく一部の生徒だけです。
当塾にずっと通っている他の生徒たちは、私に質問しても教えてもらえないとわかっているのです。
語弊のないように申し上げますと、自分で調べればわかるものはまずちゃんと調べることを大前提として指導しているということです。
ご家庭で勉強できないという生徒の多くは、その理由のひとつとして、勉強の仕方がわからないからと言うことがあります。
それは、わからない問題などにぶつかった時に、どう対応すれば良いかわからないからということから言っていることが多いようです。
そのような原因をひとつひとつ解決してあげることが、当塾の指導スタイルである自立型の指導です。
''1から10までわかりやすく丁寧に''という指導は、一見聞こえはよく、生徒や保護者にとっても実にありがたいことのように思われがちなのですが、一歩間違えると「子どもたちのことを本当に考えていない不親切な指導」とも言えます。
自分で解決したり、考えようとしたりする力を低下させることにも繋がるため、いつまで経っても誰かがつきっきりでないと勉強ができず、結局学力も上がりません。
さらには大人になってもひとりでは何もできない、いわゆる指示待ち人間となり、社会に出てから苦労する大人になりかねないのです。
冒頭のほうで、ごく一部の生徒はまだこの状態であるといった感じの表現をしましたが、今回の会話はまさしくその生徒です。
その生徒は他塾経験者であり、なかなかその癖が抜けきれないのです。
しかし、当塾に通いだしてからは少しずつですが確実によくなってきており、学力も上がり出してきております。
それにしても…まだ風邪がしっかり治っていないので、その生徒の質問責めには、さすがの私も倒れそうになりました(´Д`)
それでもそんな私に気を遣っているのかいないのかはわかりませんが、めげずに何度も質問してくるこの生徒も大したものです(皮肉ではありませんが)。
きっと将来は大物になるにちがいありません!
めげずに頑張るところはしっかり伸ばして上げたいですね(^ー^)
ただし、自分の力でできることは…です(゜゜;)\(--;)