学校と同じく、当塾でも宿題が出ます。
ごく当たり前のことと、みなさんは思われるかもしれません。
しかしながら、みなさんは何故宿題という面倒なものがあるのかを深く考えてみたことはありますでしょうか?
小学校1年生の頃から出されているので、普通に思っているだけなのかもしれませんね。
宿題を出す側の立場から主な理由のひとつを申し上げますと、「学んだことを忘れないために、今一度自分の力で解くことでしっかりと身につけていただきたい」がために出していることが挙げられるでしょう。
もちろん、先取り学習、ずっと前に学習した範囲などの宿題箇所によって宿題を与える理由は違ってきます。
上記のようなことを言っても「宿題をする理由については何となくわかってるよ。だけど宿題ができないから困ってる。」という声が聞こえてきそうですね。
それでは宿題をやってこない理由にはどんなものがあるのでしょうか?
・勉強の仕方がわからない
・部活が忙しいからできない
・学校の宿題だけでも手一杯
・兄弟(姉妹)がうるさいからできない
・やろうと思っていたのに親に言われるとやる気がなくなる などなど…
どれも正しい意見なのだと思います。
ほとんどのお子様はやる気はあるけど…というパターンです。
ただし、上記のような理由をどれだけ並べてもどうにもならないことも事実ですよね。
実際、そのようなことをご両親に話されても「甘えている」と言われてしまうのがオチです。
ご家庭での揉め事になるだけですよね。
言っている自分も面白くない…、言われている相手も面白くない…。
ではどうするか…?
これはできない理由ばかり並べるより、できるようにするための方法を考えるしかありません。
そして言い方を変えることです。
例えば、
「勉強の仕方がわからないから、勉強ができる人にどんな風にすればいいか聞いてみる」
「部活が忙しくて夜は眠くなってしまうので、ご飯を食べる前にとりあえず宿題を終わらせる」
などです。
方法はいくらでもあります。
できないとイライラするより、周りの人に相談するなどして、できる道を見つけることが一番ですよ(^-^)
ただし、これはお子様ばかり考えるのではなく、保護者の方の経験も必要になってくることがあります。
本当にできない理由が甘えなのか、甘えからくるものではないのかを見極めてあげてください。
それはいつも近くで見守っている保護者の皆様にしかできないことかもしれません。
全く理解していない単元で大量の宿題が出された場合にできるはずはありませんよね。
我々、大人でも例えば知らない英単語・熟語ばかりが書かれた英文を翻訳してくださいと言われたら、どれだけの時間が掛かるでしょうか?
〇〇くんはちゃんとできているのにと考えるだけではダメです!
どのお子さまにも万能な学習方法などないとお考えください。
単にできない、やりなさいではなく、できる方法を見つけることが大切ですというお話しでした(^-^)