⭐その3⭐
成績が伸びやすい子…「次のテスト日を言える子」
成績が伸びにくい子…「次のテスト日を言えない子」
その1・2と少し抽象的な内容でしたが、時には今回のような確認しやすいお題も発信していきたいと思います。
単純に、次のテスト日を言えるか言えないかという話ですが、もちろんテストの2・3日前になればほとんどの方が言えると思います。
私が、塾で生徒達に確認するのは約2~3週間前です。
これまでも無作為・突発的に何人にも確認しているのですが、大変興味深いことに、いつも高得点が取れる子ほどはっきりと月日・曜日まで言います。
反対にあまり点が取れない子ほど、わからない、もしくはまったくかけ離れた月日を答えます。
そんなことあまり関係ないだろうと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、言えなかった子達が、次のテストの時に言えるようになり、成績が伸びていたという事実を数多く目の当たりにしてきました。
このことが全てではないと、勿論わかっている上で、私の考えを述べておきます。
それは「次のテスト日を言える子」というのは、日頃から常に2歩・3歩先を読んで行動する癖を身につけている子が多く、このことがすべての事に対して、良い影響を及ぼしているのだと思われます。
自動車免許をお持ちの方であればよくわかるかと思いますが、あまり事故を起こさないという方は、「角を曲がる時にあそこから自転車が飛び出してくるのでは?」などと、常に危険を事前に予測しながら運転していることと思います。
勉強も同じです。
ここを勉強したら次はこの苦手なところをやってみよう、テストでここが出そうだから時間をかけて取り組んでみよう、テスト1週間前までにひと通り終わらせあとは復習しようなど、次にやるべきことがおぼろげながらにもわかっているのです。
反対に「次のテスト日が言えない子」は行き当たりばったりで、与えられたことしかやらない・できないという子が大変多く感じられます。
ですので、与えられたこと以上のことはしません。
テスト1日前になっても、テスト範囲の学習を終えられないという子も多いです。
2歩・3歩先を読むというスキルは出題者の出題意図を読むということにも大切なことです。
当塾ではお子様の性格を見て指導していますと度々お伝えしてきておりますが、こういった細かいところも見ております。
まずはお子様に次のテスト日を尋ねてみてはいかがでしょうか?
※ちなみに「おっちょこちょい」というのも、このスキルが不足していると思われます。傾向としては、よく転ぶ、自転車で車によく轢かれそうになるなどですが、心当たりありませんか?
個人的には人間味があって嫌いなタイプではありませんが、社会人になるにつれ、やはり改善していきましょうね(^-^)